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デザインは、RABOの成長戦略そのものだ ― CPO伊豫が語る、ペットテックの未来とデザイナーの役割

デザインは、RABOの成長戦略そのものだ ― CPO伊豫が語る、ペットテックの未来とデザイナーの役割

プロダクトチーム
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猫様・ワンちゃん専用のサービス『Catlog(キャトログ)』『Pawlinq(パウリンク)』を開発・運営するペットテックスタートアップ、RABO。累計30億円の資金調達を経て、2026年2月にはワンちゃん向けの新事業を開始、北米・オーストラリアへの海外展開も進行中と、いま大きな転換期を迎えている。

プロダクトの責任者であるCPO 伊豫 健夫は、メルカリ国内版プロダクト責任者、メルペイCPOを歴任した国内有数のプロダクト人材だ。「ペットテック市場は、この5年で大きなゲームチェンジを迎える」と語る伊豫は、その変化の中心にデザイナーを置こうとしている。RABOがこの難易度の高い領域に挑む理由も、そして「猫様向けとワンちゃん向けで、UIをどう変えるか」という経営課題も、すべてはデザインに行き着く。

経営から見たとき、デザイナーはどんな存在なのか。そして拡大フェーズの今、デザイナーに何を期待しているのか。CPOの視点から聞いた。

株式会社RABO CPO 伊豫 健夫

パナソニック、野村総合研究所を経て、2006年にリクルート入社。2015年3月メルカリに参画し、2016年8月執行役員就任。2017年4月より国内版メルカリのプロダクト責任者、2019年7月よりメルペイCPOを歴任。一般社団法人日本CPO協会OB。Chief Cat Officerブリ丸、アシスタントおでんを溺愛することが趣味。

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伊豫 健夫

パナソニック、野村総合研究所を経て、2006年にリクルート入社。2015年3月メルカリに参画。2016年8月執行役員就任。2017年4月より国内版メルカリのプロダクト責任者、2019年7月よりメルペイCPO。一般社団法人日本CPO協会理事。Chief Cat Officerブリ丸、アシスタントおでんを溺愛することが趣味。

RABOにとってデザインとは、経営の意思決定そのものである

― まず、伊豫さんのRABOでのCPOとしての役割を教えてください。

CPOと言いつつ、実態はプロダクトマネージャー兼プロデューサーのようなものです。大企業のCPOというよりは、現場仕事がメインですね。開発内容の方針決定や事業のグロース戦略など、全体を統括するのが主な役割です。

メルカリやメルペイなど、これまでは人の「経済的な豊かさ」に資するサービスに長く携わってきました。マーケットプレイスやフィンテックなど、合理的な豊かさを追求できる人は世の中にたくさんいます。だからこそ、残りの仕事人生では、もう少し人の「心の豊かさ」に資するサービスを作りたいと本気で思うようになったんです。合理性だけでは測れない「なんかいいよね」という感情こそが、人の心を動かし、社会をより良い方向へ導く力を持つと、僕は信じています。CatlogやPawlinqが向き合う動物家族との暮らしは、まさにその象徴だと感じています。

― RABOにとって、デザインとはどういう存在ですか?

ひと言でいえば、「成長戦略そのもの」です。

僕たちがやっているのは、ペットのヘルスケアという新しい領域です。これまで人々が考えてこなかった「ペットの健康を日常的にケアする」という思想自体を、世の中に浸透させていかなければなりません。これは非常に"地盤が硬い"挑戦です。

この硬い地盤を、理屈やデータだけで動かすのは難しい。「医療費がこれだけ安くなります」と説明しても、「分かるけど、まだいいかな」と思われてしまう。そうではなく、「失いたくない大事な家族ですよね」というエモーショナルな気持ちをトリガーにしないと、この価値は浸透しないと考えています。そのために不可欠なのが、デザインの力なんです。だからRABOでは、デザインを単なる装飾やUIではなく、事業を成長させるための戦略そのものと位置付けています。

RABOが提供する猫様向けサービス「Catlogシリーズ」

― 他社と比べて、RABOのデザインの扱いに違いはありますか?

過去所属していた企業では、主に「合理的なものを作る」ことがゴールでした。ボタンのクリック率や利用率といった数字がすべて。あえてメンバーにも「車輪の再発明はするな」とよく言っていました。たとえばフィンテックの仕組みは、はるか昔の賢い人たちが考えた完成形。僕らの役割はそれを現代風に分かりやすく伝えることであって、奇抜なデザインは必要ない、と。

一方で、RABOが作っているCatlogやPawlinqは「今まで世の中になかったもの」です。僕たちが車輪を発明していかなければならない。そこでは、合理性だけでは良いものは生まれません。「うちの子をプロダクトにもっと感じたい」というような、数値化できないエモーショナルな気持ちこそが、デザインの種になります。例えば、Catlogで先日リリースした自分の猫様そっくりのアバターをつくる機能は、合理性だけを突き詰めていては決して生まれません。

「合理性の鬼」とまで言われたこともある僕が、なんとなく「いい」「かわいい」という感覚で判断するので、昔の仲間には「takeoさんってこんな仕事の仕方するんですね」と驚かれます(笑)。でも、実際にやってみると本当に面白い。そこにRABOならではのデザイナーの楽しさがあると思います。

「5年で大きなゲームチェンジ」 ― 拡大フェーズで、デザイナーが担うもの

― よく「ペットテック市場は、この5年で大きなゲームチェンジを迎える」とお話しされています。具体的にどんな変化を見込んでいますか?

市場への「浸透」が進むということです。特にLLMをはじめとするAIの進化によって、人間のヘルスケアの世界が大きく変わり始めています。これまでの、データがダッシュボードに並んでいるだけのサービスから、もっとインタラクティブな「エージェント」のような存在に変化している。この流れは、必ずペットのヘルスケアにも来ます。

今までは、データを取れてもどう解釈し、どう使えばいいのかが飼い主さんには分かりませんでした。でもこれからは、たとえば、これまでRABOが蓄積してきた160億件以上の行動データとその子の健康診断結果の写真をAIが掛け合わせて解析することで、「あなたの愛猫・愛犬の昨日の様子は、この診断結果からすると特に注意が必要です。今日はこんな点に気をつけましょう」といった、一人ひとりに深くパーソナライズされたアドバイスを毎日受け取れるようになるかもしれません。

― 2026年2月にワンちゃん向けの新事業『Pawlinq』を開始されました。なぜこのタイミングだったのでしょうか?

Catlogの精度が十分に成熟してきたことに加え、2025年1月にリリースした次世代機「Catlog 2」の存在が大きいですね。電池持ちやセンサー精度が大幅に向上したことで、防水さえ確保できれば、このデバイスは犬でも使えるぞ、という経営判断ができました。

Pawlinqのアプリ画面

― なぜ「今が勝負どころ」なのでしょうか?

ようやく技術が追いついてきて、僕たちがやりたかったことの「表現方法」が格段に増えたからです。以前は、元気スコアのメッセージを僕が必死に何パターンも考えて、それをランダム表示させることしかできませんでした。でも今は、自然言語でその子に合わせた言葉を生成できる。固定的なレポートではなく、飼い主さんの興味関心や先週投稿した写真に応じて、毎週違う切り口のレポートを届けることも技術的には可能です。

機能的価値のアイデアは、AIでもある程度は出せます。しかし、飼い主さんの心に「ぐっとくる」情緒的な価値を提案し、最終的に判断するのは、人間にしかできません。技術という武器が増えた今、デザイナーがその表現力をどう活かしてくれるかに、ものすごくワクワクしています。ソフトウェアのデザインだけでなく、プロダクトのパッケージなど、広い意味での体験デザインすべてにおいて、活躍の場が広がっています。

CPOが本気で求める、デザイナー像

― 今回募集しているデザイナーには、どんな役割を期待しますか?

僕たちの事業は、まだ世の中にない新しいものです。それを「あ、そういうことか!」「それ、めっちゃやりたい!」と人々に伝えていく。その役割を担ってほしい。これはアプリのUIデザイナーでも、クリエイティブデザイナーでも同じです。

だからこそ、「面白さドリブン」であってほしい。「こうなったら面白いのに」「これならみんな喜んでくれそう」という純粋な気持ちで仕事ができる人と一緒に働きたいです。

― どんなデザイナーに参画してほしいですか?

まずスキル面でいうと、UIデザイナーであれば、自社サービス開発の経験は必須です。広告制作などとは違い、自分たちのプロダクトとして主体的に考え、改善してきた経験を重視します。クライアントワークを中心にされてきた方よりも、自社サービスに腰を据えて取り組んだ経験がある方が、RABOの働き方にはフィットしやすいかもしれません。クリエイティブデザイナーであれば、とにかく「クリエイターであること」。見ていて「おもろいな」と感じる独創性やオリジナリティを求めます。

そして何より大事なのが、マインド面です。このサービスをもっと世の中に広げたい、自分がその立役者になってやる、という気概のある方。この市場を開拓するのは簡単ではありません。その難しさを分かった上で、自分の持つ武器で道をこじ開けてやろう、というくらいの気持ちがある人が、RABOには合っていると思います。

与えられたタスクをきれいに整理してこなすだけでは、僕たちのサービスは広まらない。それは「作業」であって「仕事」ではない。RABOにおける「仕事」とは、新しい価値を創り出し、世の中に浸透させていく、そのものなんです。

― 最後に、応募を検討している方へメッセージをお願いします。

仕事人にとって、RABOは面白いことしかない環境だと思います。これだけ自由度高く、「アイデア勝負ですよ」「面白ければいいんですよ」「独創性が大事ですよ」なんて言ってくれるIT企業が、他にどれだけあるでしょうか。

AIにあらゆるものが代替されていく時代に、ただ言われたものを作っているだけでは、その仕事はなくなってしまうかもしれない。RABOには、デザイナーがデザイナーとして、本質的な価値創造に挑戦できるフィールドがあります。少しでも興味を持っていただけたら、ぜひ一度お話しを聞きに来てください!

RABOでは、アプリUIデザイナー、クリエイティブデザイナーを募集しています。

少しでもご興味をお持ちいただけた方は、ぜひ採用ページをご覧ください。

プロダクトデザイニャー(ソフトウェア)

https://herp.careers/v1/rabo/KYQoJe4Iovcb

クリエイティブデザイニャー

https://herp.careers/v1/rabo/0EkXrgAA2UQP

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