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RABOプロダクトチーム紹介【前編】~チーム構成・プロダクト開発について~

RABOプロダクトチーム紹介【前編】~チーム構成・プロダクト開発について~

プロダクトチーム
最終更新日: 公開日:

「すべては、猫様のために。」と掲げ、テクノロジーを活用したCatlog事業を展開するRABO社。「猫」「IoT」「ベンチャー」と、キーワードを見るだけではいまいち実態がよくわからない……そんな風に思っている方は少なくないのでは。

そこで、2回目となる今回のニンゲン課では、プロダクトマネジャーの@takeoにRABO社のプロダクトチームについて話を聞いてみました。

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伊豫 健夫

パナソニック、野村総合研究所を経て、2006年にリクルート入社。2015年3月メルカリに参画。2016年8月執行役員就任。2017年4月より国内版メルカリのプロダクト責任者、2019年7月よりメルペイCPO。一般社団法人日本CPO協会理事。Chief Cat Officerブリ丸、アシスタントおでんを溺愛することが趣味。

どんなメンバーがいるの?RABO社のプロダクトチームをご紹介

―まずはRABO社のプロダクトチームの構成について教えてください。

はい。現在、RABO社のプロダクトチームメンバー(フルコミット)はこんな感じです。

  • バックエンドエンジニア:3人

  • iOSエンジニア:1人

  • Androidエンジニア:1人

  • フロントエンドエンジニア:1人

  • 機械学習エンジニア:4人

  • ハードウェアエンジニア:2人

  • CS(Cat Specialist / Customer Support):3人

  • デザイナー:2人

  • プロダクトマネジャー:1人

ハードウェアエンジニアの2人は、1人がいわゆるファームウェアと呼ばれている組み込みのソフトウェアを書くエンジニア。もう1人は機構設計エンジニアです。

―年代や男女比はいかがですか?

エンジニアは経験を積んできたシニアな人が多いです。プロダクトチーム内で女性は現在5人ですね。また、デザイナーの1人は外国籍のメンバーです。割と個性的で多様な人が多いんじゃないかなと思いますね。

バックグラウンドは多種多様。メンバーの特徴は「プロの落ち着き」

RABO Product Manager 伊豫 健夫

―お次は、メンバーのバックグラウンドについて教えてください。

それぞれの出身企業といった観点で言えば、有名スタートアップ・メガベンチャーなど、現時点では比較的似たバックグラウンドを持っている人が多いです。

ただ、新卒社員もいますし、歴史の長い国内大企業出身者もいます。特徴を挙げるとしたら、特定領域に特化したような、かつIoTを使ったような”かなり尖った”事業をやっている割にはメガベンチャー出身者が多いことですかね。

それもあって、会社運営やプロダクトチーム作りにおいては、メガベンチャー出身者の働きやすさも意識しています。

―落ち着いている雰囲気なのでしょうか。

そうですね。命を扱う事業を担っているわけですし、体制はきちんと整えています。猫でIoTでベンチャーで、とキーワードだけを聞くと「何をやってるのかわからない」「謎な会社」だと思われがちなんですが、中身は「現メガベンチャーがアーリーフェーズだった頃」に近い姿をイメージしていただければ、そんなに大きなギャップはないんじゃないかなと。

―リファラル採用以外では、どんなご縁でジョインした方が多いのでしょうか。

言い方は悪いですが「殴り込み系」が案外多いです(笑)。サービス特性が影響しているのかもしれませんが、直接「雇ってください!」とご連絡をいただくケースがちょこちょこあるんですよ。あと、猫繋がりから声をかけていただいたメンバーもいます。

―やっぱり猫でのご縁もあるんですね。

あるんです(笑)。とはいえ、みんながみんな猫を飼っているわけではもちろんないですし、そこは必須条件ではないんですけどね。

―メンバーの雰囲気に傾向はありますか?

プロっぽいというか、落ち着いた雰囲気の人が多いです。最近行った従業員アンケートでも、共に働くメンバー同士の印象に対して「プロフェッショナル」「責任感がある」「課題解決能力が高い」といった言葉が多く出てきていまして、みんな同じような印象を持っているんだなと思いました。これはまた別の機会でお話したいなと思います。

「ゆるいスクラム運用」でのアジャイル開発がRABO社流

ミーティング風景

―チームではどのように開発を進めているのでしょうか。

広い意味でのアジャイル開発を採用しています。ゆるいスクラム運用をイメージしていただければわかりやすいかなと。

「ゆるい」と言ったようにガチガチに固めた運用はしていません。基本的にはチケットベース、スプリントベースではあるんですが、それはあくまでも最低限。2週間に1回みんなでスプリントミーティングをして、現状の共有と進捗をアップデートしていく感じです。

―大枠からは逸れないようにしている?

そうですね。アサインマネジメントは基本的に僕に集約しているのと、プロダクトのロードマップがあり、クォーターごとにOKRがあり……といった具合に、しっちゃかめっちゃかにならない運用を維持しています。

これも出身者が多い某メガベンチャーのやり方に近いです。経験者が多いため、あえてルールでガチガチにしなくても、メンバーが自主的に理解しながらやれているところもありますね。

―先ほどお話に出た「OKR」についても教えてください。

他社さんでもやられているかなと思うんですが、会社の運営方針やコンセプトを掲げた上で、その時期で重視すべきこと、達成すべきことを定量的に設定しているものですね。

ただ、他社さんとは違うのかなと思うのは、RABO社ではOKRの結果を個々人の評価には繋げていないことです。というのも、そもそもRABO社にはまだ評価制度を入れていないんですよ。

―それはなぜですか?

先ほど言ったように、大人のメンバーが多いので、そこまでの必要性を感じなくて。そこに時間を割くくらいなら、みんなでいいものを作ることに時間を割いた方がいいよねというコンセプトで4年間やってきたんですね。

そんなRABO社にOKRを入れたのは、迷ったときに判断できる看板がほしかったからです。日々、いろんな業務がありますし、やりたいこともたくさん出てくる。そこでOKRを見ることで、「今、優先すべきはこれ!」を確認できる。

導入したのは2022年2月と今年に入ってからなんですが、すでに効果を感じています。

―それまで入れなかったのはなぜですか?

それまではサービス自体を一度完成形まで組み上げるフェーズだったんですよね。人数も少なく口頭伝達もしやすいですし、その時々の優先順位はミーティング等で理解できる人が多かったので、そこに頼らせてもらっていた部分も正直あって。

ただ、ここからは0→1のサービス開発に加えて、事業も組織も1→XXのグロースフェーズにも入ります。このフェーズはすべてが重要に思えてしまって、ぶれやすくなるんです。だからこそ、判断に迷わないためにOKRを入れました。

プロダクト開発において大切にしているのは「シンプルさ」

―優先順位のお話が出ましたが、プロダクト開発において重視していることについて教えてください。

一言で言うと「シンプルであり続けること」ですね。かつ、これは僕たちのサービスの特性として、優先順位を決めるときには、エモーショナルなところに寄り添えているかどうかも大切にしています。

猫への想いが強いメンバーが多いので、どうしても「こうしたいああしたい」がめちゃくちゃたくさん出てくるんです。十猫十色ですからユースケースが多くなるのはわかるんですが、やみくもに手を出さずに着実に進めていくよう意識しています。

RABO社で活躍できる人ってどんな人?

RABO Product Manager 伊豫 健夫

―RABO社で活躍できそうな人のイメージを教えてください。

メガベンチャー出身者が開発サイクルやカルチャーを作っているので、まず今メガベンチャーで働いている人にとって、RABO社は働きやすいんじゃないかと思います。自分の影響力を高められる場所で働きたいと思っているメガベンチャー出身者は、ほぼ確実に活躍できるでしょう。あとは、自分の専門性を縦横に広げることに貪欲な人。「(もともとの自分の専門領域からの)染み出し歓迎」というのは、RABO社プロダクトチームの合言葉です(笑)。

―求めるスキルレベルはありますか?

今回、僕が話したことがイメージできるのであれば、細かなこだわりはありません。強いて言うのであれば、人や組織をマネージしたい人よりも、もの作りが好きで生涯やっていきたい人がカルチャーマッチするだろうなということでしょうか。

―グロースフェーズに入る今だからこそ、入社後にできることはありますか?

確かにグロースフェーズに進む段階ではありますが、RABO社にはまだまだゼロから作るサービスの計画もたくさんあるんです。ですから、ゼロイチに挑戦できる機会も普通にあります。グローバルへの展開も目指していますから、そこに携わることもできるでしょう。

組織面も同じで、今はまだ評価制度もない会社ですから、組織づくりに与えられる影響力はまだまだ大きい。自分の能力を発揮して、会社や組織にも大きなインパクトを与えたい方には、打ってつけの会社だと思っています。

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