RABOプロダクトチーム紹介【後編】〜ワーク&コミュニケーションスタイル〜
「すべては、猫様のために。」と掲げ、テクノロジーを活用したCatlog事業を展開するRABO社。前回のニンゲン課では、プロジェクトマネージャーの@takeoがプロダクトチームについてご紹介しました。
後編となる今回は、RABO社の働き方やチームメンバーとのコミュニケーションスタイルについて、前回に引き続き@takeoに話を聞いてみました。
この記事に関連する人
伊豫 健夫
パナソニック、野村総合研究所を経て、2006年にリクルート入社。2015年3月メルカリに参画。2016年8月執行役員就任。2017年4月より国内版メルカリのプロダクト責任者、2019年7月よりメルペイCPO。一般社団法人日本CPO協会理事。Chief Cat Officerブリ丸、アシスタントおでんを溺愛することが趣味。
RABO社が”出社”スタイルを選んでいるワケ
―RABO社の勤務スタイルを教えてください。
基本はオフィスで働く出社スタイルです。
リモートワークは申告制にしていまして、申し出に対して会社が「ダメです」と言うこと は基本的にありません。本人やご家族のケアでリモートワークに切り替えたり、個々人の事情に合わせて柔軟に運用していますね。中でもRABO社らしいなと感じるリモートワークの申告理由は、「共に暮らしている猫様の体調が気になるから」でしょうか(笑)。もちろんOKしています。
―出社スタイルを選んでいる理由は何ですか?
様々な観点から議論を重ねてきていますが、少なくとも今のRABO社が、会社のカルチャーを作っていく大事な時期にあることは、大きな理由の1つです。
今年RABO社は創業5年目を迎えました。100年200年後も続く会社にすることを考えたら、短くても創業10年目くらいまでは創業期と言っていいだろうと思っています。
創業期に作ったカルチャーは、100年先の会社にまで影響を与えるものになるでしょう。特にRABO社のように命を扱う会社においては、自分たちの作ったカルチャーがプロダクトそのものにもダイレクトに影響を及ぼすだろうとも考えています。
顧客への責務を果たすためにも、しっかりと血の通ったカルチャーを作っておきたい。そのためにも極力全員がお互いを近くに感じながら、その距離感で作られる空気や、自然発生的に生み出されるイベントなどを全員で大切にしています。
また現実的な話として、決められたミーティングなどの場だけではなく、その場で誰かがふと発した「あれ?」という一言から生まれるアイデアや本質に迫るスピード感、ひいてはお客さま対応に至るまで、皆で集う力は凄いものがあるということもや はり実感しています。とある猫様のデバイスが検知したわずかなデータから、あれよあれよという間に色んな職種の人が関わって潜在的な体調不良を発見するような動き。理論上はオンラインでもこういった動きは可能であると思われがちですが、実際は意外とそうなりにくいということを感じ始めている人も多いのではないでしょうか。
そういえば先日、オフィス移転のためにやむなく全社でリモートワークになった期間があったのですが、「早くオフィスに戻りたい」という意見も多くあり、それぞれオフィス出社に価値を見出してくれているのかなと思ったところです。
もちろんこれから先、会社のフェーズや規模、育ってきたカルチャーにも合わせて、我々のワーキングスタイルも柔軟に変化させていくこともあると思いますが、RABO社の現在地において大切にしていることのひとつがこのスタイルです。
―創業5年目、今の時点でのカルチャーはどのような感じですか?
抽象的ですが、まず全体的に「やさしい感じ」があると思いますね。物事を解決しましょうというとき、何とかしようとどこからともなく手を差し伸べる感じがあるといいますか。何せ、話題に出てくるのが主に「猫様」だというのも雰囲気作りに一役買っているのかもしれませんね(笑)。どことなくやわらかく、愛情深い感じがあるなと。
あとは「遊び心」。もちろんプロ集団として個々人の持つミッションへの取り組みは真剣かつハイレベルですが、常にどこか遊び心を大事にしているような空気 があります。これもやはり、猫様と人間の絶妙な距離感というか、そういったプロダクトを作っているからこそ、自然に大事にできているカルチャーなのかなと感じています。
チーム内外の壁はなし。誰でもどこでもやってきます
―プロダクトチーム内外を問わず、メンバーとの関わり方にはどんな特徴がありますか。
そもそも「内外」の差がないのが特徴ですね。Slackでメンションを付けられたらすぐ登場し、調べる。あるいは直接声をかけられれば自然発生的に問題解決のアイデアが集まる。フラットかつカジュアルに、誰でも求められれば手を止めて調べ、手助けし合っています。
―コミュニケーションツールは、主にSlackですか?
そうですね。大半はSlackです。
チーム同士の横の繋がり・個人のコンディション把握、大事です
―RABO社では、朝会(daily standup meeting)やweekly allhandsを開催しています。それぞれについて教えてください。
朝会は毎日全員で自分のその日のタスクを共有する、いわゆるスタンドアップミーティング形式です。かける時間は10分程度ですが、全体の波長が一瞬揃う良いリズムになっていると思います。
タスクだけではなく、ちょっとした日々の出来事や、持参してくれたお土産のアナウンスなんかをしてくれるメンバーもいます。
朝会はエンジニアメンバーが「やろうよ」と言い出してくれたことで始めました。RABO社は自分の領域から染み出すことを是としている文化があるので、朝会で誰が何をやっているかを知れることで、先回りできることがあったりするのも利点ですね。
余談ですが、猫様とともに暮らすリモートワーク中のメンバーが画面に映してくれる猫様たちの姿を見るのも、朝会のちょっとした楽しみになっていま す(笑)。
―メンバーのコンディションの変化もわかりそうですね。
すぐわかりますよ!立って話すので、表情だけではなく姿勢からも「あ、余裕がなさそうだな」と何となく伝わるものがありますから。
―Weekly Allhandsについてはいかがですか?
以前までは2週間に一度のペースで全社員が参加するAllhandsミーティング(全社定例)を実施していましたが、最近は事業の成長速度にも合わせてweeklyで開催しています。Allhandsでは、それまでOKRの進捗共有などとは別に個々人が自由にプレゼンテーションをするコーナーがあったのですが、最近になってチーム単位のプレゼンテーションに切り替えました。
―それはなぜですか?
以前はメンバーがお互いのことを知る意味が大きかったのですが、人数が増えチームもできてきたので、横の繋がりを高頻度で補う必要があるなと。さすがに接点がまったくないチーム同士だと、手助けしようにも何をしたらいいか見当もつきませんからね。
まだまだRABO社は少人数ですが、横のつながりと情報の共有を重視できるようになってきているんじゃないかなと思います。
オフィスで交流を楽しもう。RABO社の懇親イベントは自由に、楽しく
―RABO社の懇親イベントについて教えてください。
欧米では金曜日に感謝し、楽しむ「TGIF」と呼ばれる文化がありますが、それを我々流にアレンジしたゆるい会を金曜日の夕方にやっていますね。オフィスにビアサーバーを置いて、仕事を切り上げられた人がすぐ自由に飲めるようにしてあります。参加者が増えてきたらピザを頼んだり、音楽好きなメンバーがDJ機材で曲を流したり、ゆるく自由な懇親会です。もはやただの楽しい飲み会をやっていますといってもいいかもしれない(笑)。
またこういった催しは、オフィスで開催することも大切にしています。オフィスだと参加できる人が自由に出入りできるのはもちろん、多くの人と交流する機会がもちやすいですから。
それから、これは冗談のような部活ですが、2ヵ月に1回「たこ焼き部」をやっています!これは単純に僕がたこ焼き好きだからオフィスで始めたものですが、懇親会との違いはたこ焼きが出るかどうかくらい(笑)。でもこの部活は社外の人の参加もOKとしています。たとえば、カジュアル面談後に会社の雰囲気を知りたいという方を招いたりもしていますね。オフィス移転後は懇親スペースも広くなるので、部活の開催もかなり楽しみにしています。
―今回のニンゲン課を読み、参加してみたいと思った方はどうすればいいですか?
知り合いのRABO社 員に、ぜひ声をかけてみてください!
―前編、後編と「謎な会社」と思われがちなRABO社について語ってもらいました。あらためて、最後に締めのメッセージをお願いします!
事業領域が尖っているので「猫でIoTって、商売として成り立ってるのか?」「どれくらいの温度感でビジネスを展開しているのか?」と疑問に思われている方が多いんじゃないかなと感じていますが、前回も含めてお話ししましたように、実際には地に足を付けた大人のIT系スタートアップということです。まずはそのことを感じてもらえたら嬉しいですね。
この記事をシェア
「RABO ニンゲン課」は、RABOのニンゲン社員を紹介するメディアです。Chief Cat Officerのもと、私たちが猫様のためにどのように働いているかをご紹介します。
ニンゲンは猫様の下僕。私の好きな言葉です。
RABO, Inc.
Chief Cat Officer ブリ丸