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 RABOニンゲン課へようこそ 〜RABO代表・伊豫が語るRABOのニンゲンと組織〜

RABOニンゲン課へようこそ 〜RABO代表・伊豫が語るRABOのニンゲンと組織〜

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「すべては、猫様のために。」と掲げ、テクノロジーを活用したCatlog事業を展開するRABO社。「猫」「IoT」「ベンチャー」と、キーワードを見るだけではいまいち実態がよくわからない……そんな風に思っている方は少なくないのでは。

そこで、RABO社を知ってもらうべく始めたニンゲン課。記念すべき第一回となる今回は、代表の伊豫(@oyuki)がRABOの“ニンゲン”と“組織”について語ります。

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伊豫 愉芸子

東京海洋大学大学院博士前期課程修了。東京大学大気海洋研究所 佐藤克文教授のもと、ペンギンやオオミズナギドリに小型センサーをつけ行動生態を調査するバイオロギング研究に従事。大学院修了後、株式会社リクルートに新卒入社し、インターネットサービスの企画やプロダクトの設計、新規事業開発を担当。2018年2月22日の猫の日に、株式会社RABOを創業。猫様と20年以上一緒におり、ショートヘアソマリ♂のブリ丸とベンガル♂のおでんと暮らしている。JPLA認定キャットケアスペシャリスト/キャットシッター資格所有。

RABOで働くニンゲンたち

―さて、初回となるニンゲン課では、RABO社で働く“ニンゲン”について、代表の伊豫さんにお話してもらおうと思います。まずは社員構成について教えてください。

サービスづくりやものづくりに関わってきたなど、プロダクトがバックグラウンドにある社員が多いです。エンジニアもそうですし、デザイナーもそう。ポジションを問わず、今まで何らかのサービスやものづくりが好きでやってきた方が集まっているのがRABOだと思いますね。

私自身も、修士課程までバイオロギングを専攻し、新卒でリクルートに入ってからは長らくプロダクト開発や事業開発をメインにやってきたというバックボーンがあります。

―現在、そんなRABO社の社員は何名ですか?

20数名ですね。先ほどお話したエンジニアやデザイナー、CSの他、コーポレートサイドや獣医師もいます。

―若い方が多いのでしょうか。

新卒メンバーも数名いますが、それ以外は比較的キャリアを積んだ方が多いですね。

―皆さんに何か共通点はありますか?

自分のプロフェッショナルである領域だけに閉じず、いろんなことに染み出していく方が非常に多いです。RABOでは「横に染み出す」ことを是としているんですが、実際に体現されている社員が多いんですよ。

他には、自分の軸があり、自分の頭で考えて行動できる人がRABOのニンゲンの特徴だと思います。逆に言うと、そういう方を採用してきたともいえるのかもしれませんが。

あとは、素直さや優しさを持つニンゲンの集まりだとも思います。私たちが手掛けるプロダクトは命を扱っているといっても過言ではないのですが、メンバー全員が猫様と暮らしているわけではなく、現在では半数ほどなんです。ただ、猫様と暮らしているいないに関係なく、共通して猫様と飼い主さんとの関係性や、その根底にある愛やお互いのリスペクトを非常に重視しているなと感じます。

自分の領域は守りつつ、必要だと感じたら手を差し伸べることを惜しまない、そんな心のある人たちが多いですね。

―猫様を飼っていることは採用条件に関係ないのですね。

よく尋ねられますが、採用条件ではないですね。ただ、一緒に暮らすことでCatlogというサービスへの向き合い方は変わるんじゃないかなと思います。機械学習エンジニアが、猫様と暮らし始めたことで、単なるデータの集合ではなくその先に猫様が見えるようになり、結果アルゴリズムの精度を上げることに繋がったというケースもあるんです。

そのため、猫様と暮らしたいという社員に飼育可能な物件を探すサポート制度を用意したり、お迎えしたあと1カ月はフルリモートワークで猫様のそばにいられるようにしたりしています。アレルギーで飼いたくても飼えない方もいますから、福利厚生にはしていないのですが、飼い主の方に向けた制度は作ろう、という感じですね。

「やる」か「やらぬ」かだ。「やってみる」はない

伊豫 諭芸子

―次は、RABO社の行動指針について聞きたいなと思います。いかがですか?

ちょうど、最近バリューを再整理しようと取り組んでいるところなんです。ただ、創業初期から掲げているバリューがあって、それが「Do.Or do not.There is no try.」。つまり「『やる』か『やらぬ』かだ。『やってみる』はない」で、スター・ウォーズに出てくるジェダイ、マスター・ヨーダの言葉です。

私は昔からスター・ウォーズが大好きなのですが、リーダーとしてどういう精神でいるべきかをスター・ウォーズから学んできたと思っています。このヨーダの言葉は『ジェダイの哲学』という書籍にも説明されていまして、起業直後にこの本を読んだ私の心の琴線に触れたんです。それから会社のバリューとして掲げ、オフィスにもヨーダ人形の後ろの壁に記し、口でもしょっちゅう言ってきました。

―数々の名言がある中で、特にこの言葉に惹かれたのはなぜでしょう?

スタートアップが大切にすべきことだと思ったんですよね。「できるかわからないけど、とりあえずやってみよう試してみよう」ではなく、「絶対に成し遂げるんだ、世界を変えるんだ!」と信じて、そのうえでやるべきことをやっていく。「Catlogは、世界中の猫様と飼い主さんにとって必要なプロダクトだ」と創業初期から確信して進めてきましたが、もちろん盲目的に信じ込むのではなくきちんとした背景や戦略のもと、自分たちの創り出す価値や目指すゴールにむかっていくことが重要です。

でも、やはり創業当初は、新しい概念で市場もろとも創っていくようなサービスで、かつ目に見えるプロダクトも無い状態だったこともあって「これはmust haveなものなのか」と言われたこともあったんですよ。でも、イチ飼い主として私自身が欲しいサービスだし、インタビューやアンケートを重ねて同じように使いたい・欲しいと思う人が多いということもわかった。であれば、あとはもうそれを信じて、やると決めたことをやり遂げるだけ。成功するまでやり遂げれば、必ず成功するんです。

横に染み出せる余裕のある規模感を目指したい

伊豫 諭芸子

―現在、メンバーを採用中のRABO社ですが、将来的にはどの程度の規模にしていきたいのでしょうか。

最大でも50~60人程度の規模でしょうか。ビジネスモデルが労働集約型ではないので、人を増やせばリニアに事業が伸びるわけではないんですよね。ですから、これまでも少数精鋭でやってこられていたわけなんですが、とはいえハードウェアをやりながらソフトウェアもやってAIもやって……という事業を20数名でやるのはさすがに少数すぎる精鋭かなと(笑)。

あまりにも人が少なすぎると、RABOが大切にしている「染み出し」も難しくなりますから、横に染み出せる余裕を持てるくらいの規模までは増やしたいかなという感じです。

―少なすぎると、自分の領域で手一杯になってしまいますもんね。

そうなんですよ。

―そもそも、あらためての質問になりますが、RABO社はなぜ「横への染み出し」を大切にしているのでしょうか。初期の人数が少ない時期はどうしても一人がいろいろなことをやるシーンが多いとは思うのですが、ずっと掲げ続けている理由は何ですか?

確かに、結果的に染み出すことになった部分もあります。初期は副業や業務委託のメンバーがほとんどで、いろんなことを並行して進める必要がありましたから。

染み出しを今でも推奨しているのは、楽しんで仕事をしてほしいからですね。私自身、バイオロギング研究からスタートしたあと、対象を動物から人に変え、アウトプットが解析と論文からプロダクト・サービスに染み出し、そこに猫様が掛け合わさって今に至るというキャリアを歩んできまして、「横に染み出す」ことで人生の幅が広がると実感しているんですよね。

ですから、社員にもRABOを通じて仕事の楽しみを増やし、人生の幸福度を上げてもらえたら嬉しいなと思っています。事業の成功を目指すことももちろんですが、一緒の船に乗っているのだから、その人やご家族の人生まで含めて豊かになったらいいなと。

「誠実さ」「覚悟があるか」を重視しています

伊豫 諭芸子

―伊豫さんが、採用候補者を含め、人と会うときに特に重視している点はどこですか?

第一印象では、話しているときの目の奥の光や、雰囲気でしょうか。昔、代官山のマンションの一室がオフィスだったときには、インターフォン越しのやり取りも第一印象の参考にしていました。インターフォンはこちらが応答するまでの様子も見えますから、数秒であってもその方の素がにじみ出るなと感じていました。

話しているときには、お腹の中からものを言っているかも大事なポイントとして見ています。弊社メンバーに、素直な人が多いことに繋がるかと思います。また、命を預かるプロダクトを扱い、今後世界に出ていこうとしている会社ですから、誠実さや覚悟感があるかどうかも重視しています。思っていることは言う。思っていないことは言わない。伝え方の個性はあれど、そういう方がRABO社には合うんじゃないかなと思いますね。逆に、採用面接の場は私たち企業側も見られる立場ですから、聞かれたことには言える範囲できちんと答えるようにもしています。

―その他、「こういう人が合う」と思われる人はどんなタイプでしょうか。

変化に対し、柔軟に対応できて楽しめる人は合うでしょうね。これはRABOだけではなく、スタートアップ全般に言えることですが、やはりスタートアップは日々変わることも多いですから。

その波に対し、前向きに乗ろうとできる人、成長に繋がることを楽しめる人は向いていると思います。ただ、イケイケどんどん、陽気で前向き!といういわゆる「陽キャ」な人じゃないと合わないのかと言われると、答えはNOです。個性の多様さも大事だと思っています。ネガティブを否定するのではなく、プラスなものをよりプラスにしていこうよという変化の波に強い人が、RABOのようなスタートアップに向いていると思っています。

「RABO」という船に乗ってくれるクルーをニンゲン課で探しに行きたい

―あらためて、伊豫さんの人材採用に対する想いについて教えてください。

Catlogは世界中の猫様に必要なサービスであり、世界で戦えるプロダクトだと確信しています。一緒に創って進んでいく船が大きくなってきたこのタイミングで、ぜひ一緒に航海をしませんかというのが採用への想いですね。この船に乗ったら楽しいよと伝えたいです。

舵を取っている各メンバーのいい空気感や想いを知れば、共感したり乗船したいと思ってくれたりする人がいるはずだと思っています。このニンゲン課を通して、新たなクルーになってくれる方を探しに行きたいですね。この世界のどこかに、RABOという船を前に進めてくれる人はまだまだいるはずですから。

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「RABO ニンゲン課」は、RABOのニンゲン社員を紹介するメディアです。Chief Cat Officerのもと、私たちが猫様のためにどのように働いているかをご紹介します。

ニンゲンは猫様の下僕。私の好きな言葉です。

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Chief Cat Officer ブリ丸

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