Catlog®(キャトログ)、猫様の健康変化の兆しをイチ早くお知らせする「ようすモニター」に水飲み・毛づくろいも対応。複数の動物病院との連携も開始し、ペット栄養学会理事の徳本氏が顧問に就任。

2021/01/20

世界中の猫様と飼い主さんが、一秒でも長く一緒にいられるように。猫様の健康管理にCatlogはさらに前進していきます。

株式会社RABO(本社:東京都渋谷区、代表取締役社⻑:伊豫 愉芸子、以下RABO)は、「猫の生活をテクノロジーで見守る」Catlog(キャトログ)の「ようすモニター」機能に新たに「水飲み」と「毛づくろい」も対応したことをお知らせいたします。Catlogが記録している行動データをもとに、普段の行動と異なる変化を検知した場合にアプリでお知らせ、前日との比較だけではなく対象期間との比較もわかりやすく表示します。

また、より健康管理に特化した機能の開発を目指し、成城こばやし動物病院、ワラビー動物病院グループなど、複数病院との連携を開始しました。また、一般社団法人ペット栄養学会理事の徳本 一義氏が顧問に就任いたしました。栄養学の観点から猫様の健康をサポートしていくべく、Catlogの事業開発に携わってまいります。

For Cat's Healthcare 「ようすモニター」に「水飲み」「毛づくろい」が対応 複数の動物病院との連携を開始 ペット栄養学の専門家が顧問就任

いつもと変わりがないかイチ早くお知らせする『ようすモニター』

猫様は本能的に不調を隠すことが上手く、その体調の変化に飼い主でも気づけないケースが多くあります。外出している時には、Webカメラを設置して見守る方法もありますが死角が多いために猫様が映らないことも多く、また異常を検知してお知らせしてくれる機能は備えられていないものがほとんどです。

Catlogでは、猫様の活動データを24時間365日記録し、食事や運動、毛づくろいなどの各行動に分類したうえで「ごはんの回数や時間帯」「運動量の推移」「睡眠時間の推移」など行動の推移もアプリで確認することができます。2020年6月に、普段の行動と異なる変化を検知しCatlogアプリに通知し表示する機能『ようすモニター』をリリースいたしましたが、本日『ようすモニター』に、「水飲み」「毛づくろい」の行動も追加しリリースしました。『ようすモニター』は、前日比較だけではなく、「午前/午後」「数日間」などいつと比較して変化があったのかもわかりやすく表示されます。

ようすモニターの開発画面

泌尿器系疾患が多い猫様では、水飲みは非常に大事な情報です。特に、冬場では飲水量が減りやすく、膀胱炎をはじめとした膀胱のトラブルが増えます。

また、腎臓の機能が落ちやすい高齢期において、飲水は腎臓の保護にとても重要です。毛づくろいのモニタリングは、日常のケアはもちろん、ストレスの指標にもなります。毛づくろいが増える日、減る日を見てあげることで、猫様の体調や気持ちにも配慮してあげられるかもしれません。

研究機関や動物病院との提携により、健康管理に特化した機能の開発へ

Catlogでは、24時間365日行動を記録できる強みを生かし、猫様の疾病の兆候や症状を検知するための機能の開発に取り組んでいます。猫様は、その習性から体調不良を隠しやすい動物でもあり、人の目では気づけないことが多くあります。Catlogによって、ニンゲンには気づけないようなささいな変化を見逃さず、アプリ上で飼い主さんにお知らせすることで、早期発見・早期治療が実現できるよう各専門家との連携を開始しました。

【提携する専門機関一覧】

- アニコム先進医療研究所株式会社
- 成城こばやし動物病院(東京)
- ワラビー動物病院(埼玉)
- はとがや動物病院(埼玉)
- 白金高輪動物病院(東京)
- 桑原動物病院(群馬)
- 済城動物病院(福岡)
- アニマルクリニックイスト(神奈川)
- 品川WAF動物病院(東京)
- かいせい動物病院(神奈川)
- ノースヒルズ動物病院(岡山)
- まさの森・動物病院(石川)

※猫様それぞれのCatlogデータの共有は行っておりません。提携は研究開発目的であり、各機関への個別のデータに関するお問い合わせはご遠慮ください。

<専門家からのコメント>

東京大学 桃井康行教授

病気の動物は自覚症状を話してくれません。そのため同居する人間がよく観察して、病気の兆しを見つけてあげることが必要になります。複数の猫が同居している家庭では、吐いた形跡、下痢、血尿などを病気の証拠をみつけてもどの猫が病気なのかわからないこともあります。「この子、すごく痒がるんです」という訴えを獣医が聞いても、「すごく」という基準は人によって様々です。お薬が効いたかどうか、本人(猫)に聞いてもほとんど意味のある答えはもどってこないので、仕方なく同居の人間に薬の効果の感想を聞いています。Catlogを使えば、誰が、いつ、何回吐いた、下痢をした、何秒掻いたという客観的な猫情報が得られる可能性があり、データに基づくよりよい獣医療を提供できるようになると思います。 また、長期的な健康管理への利用も期待できます。活発な猫と動かない猫では必要なフードの量が違います。猫でも肥満は問題ですし、痩せすぎもダメ。どれくらい運動しているかわかれば適正なごはんの量を計算していくことができます。加齢などによる食事量や体重のゆっくりした変化は、ずっといっしょにいるからこそ気が付きにくいものです。デバイスと連動したアプリなどで気軽に楽しく健康チェックができれば、病気の予防や早期発見にも役立つと思っています。

成城こばやし動物病院 小林元郎 代表

動物医療の現場では「自分で症状を伝えてくれない」、治療開始のタイミングが遅れることが往々にしてあります。IoTデバイスは、これらの問題を解決できる可能性が高く、生体データを用いた診療がこれからのスダンダードになっていくでしょう。 CatlogとCatlog Boardでは、日常の行動、食事、飲水、排尿・排便や体重といった、ほぼ全ての猫の情報が記録されます。生活習慣が引き起こす病気は、猫でも思いのほか多いのが現実で、例えば、肥満はもはや見た目の問題ではなく、病気と言っても過言ではありません。こうした生活ログにより、様々な病気の兆候や症状、そして病気を検知できるデバイスになっていくであろうと期待すると同時に、動物の予防医療へ大きく貢献してくれるデバイスだと思っています。

ワラビー動物病院 溝口俊太 院長

家での様子がわかる、というのは安心ですね。Catlogは首輪がデバイスになっているので、家のどこにいても記録が取れるのがいいです。しかも、運動量がわかるので「元気」の指標としても使えます。「元気消失」は、動物病院に来院する最もポピュラーな症状の一つですが、獣医師としては、飼い主さんの主観以外に頼るものがなく、人によって(場合によっては家族の中でも)ばらつきがあります。その点で、「元気」が定量的に測定できることは、診療上でも大きな助けになります。もちろん、飼い主目線としても、見えない時間を可視化できるのは、安心できます。

ペット栄養学の専門家である徳本一義氏(獣医師)が顧問に就任

猫様の健康管理に向けて、フードの観点からもサポートを強めるべく、ペット栄養学会理事の徳本一義氏が弊社顧問に就任いたしました。 徳本氏は、複数の獣医系大学で小動物臨床栄養学の講師を務めるほか、一般社団法人ペット栄養学会の理事も務め、ペットフードのスペシャリストとしてご活躍されています。今後、Catlogのデータを用いたフードに関する事業やサービス開発に携わってまいります。

徳本一義氏

徳本氏 略歴

ヘリックス株式会社代表取締役社長、獣医師。大学卒業後、小動物臨床に従事。その後、ペットフードメーカに入社し、小動物臨床栄養学に関する研究や情報発信を中心とした活動を行う。現在は、獣医療・教育関連のコンサルタントとしての活動のほか、複数の獣医系大学で非常勤講師を務める。一般社団法人ペット栄養学会 理事。一般社団法人ペットフード協会 新資格検定制度実行委員会委員長。

「猫の生活をテクノロジーで見守る」Catlog®

大切な愛猫の一生を、すこやかに。Catlogは、ずっと寄り添います。 元気いっぱいなこねこ期から落ち着いて過ごしたいシニア期まで、猫様の成長に応じて気になることは変わります。Catlogは、CatlogとCatlog Boardの2つのデバイスと様々なアプリの機能で、猫様の大切な情報を自動的に記録し、わかりやすくお知らせ。健康に関する重要なサインを見逃すことなく、すべての飼い主さんの安心した愛猫ライフをサポートします。(※Catlog Boardは現在予約販売受付中となります)

https://rabo.cat/catlog

すべては、猫様のために。

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