株式会社RABO 獣医師
獣医師。救急医療を中心に従事し、災害医療にも携わる。宮崎犬猫総合病院 院長、TRVA夜間救急動物医療センター副院長を経て、現在RABOに所属。Webメディア監修、獣医師や飼い主向けセミナー講演、メディア取材などでも活動。
本記事では、猫トイレの種類や選び方、おすすめの猫トイレやトレンド情報、正しい掃除方法まで詳しく解説します。また、Catlogユーザーが利用する猫トイレTOP10も紹介していますので、これから猫トイレの購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
監修した専門家
株式会社RABO 獣医師
獣医師。救急医療を中心に従事し、災害医療にも携わる。宮崎犬猫総合病院 院長、TRVA夜間救急動物医療センター副院長を経て、現在RABOに所属。Webメディア監修、獣医師や飼い主向けセミナー講演、メディア取材などでも活動。
猫トイレには大きく分けて3種類の構造と、2種類の形状のものがあります。それぞれ機能が異なるので、事前に特徴を把握してどの種類のトイレを購入するか検討してみてください。
猫トイレは構造別で見るとノーマルトイレ・システムトイレ・全自動トイレの3種類に分けられます。それぞれの比較については以下のとおりです。ここではそれぞれのトイレの構造について、特徴をご紹介します。
| メリット | デメリット |
ノーマルトイレ | トイレ本体の価格が割安 使用する猫砂の価格が割安 | 排泄物のお掃除を毎回する必要がある においが拡散しやすい |
システムトイレ | 排泄物のお掃除が簡単 においが拡散しづらい | 使用する専用の猫砂の価格が割高 使用する専用の吸水シートの価格が割高 |
全自動トイレ | 排泄物の処理が全自動で簡単 においが拡散しづらい | トイレ本体の価格が割高 電源コードが必要なため設置場所が限定される 猫によっては慣れるまで時間がかかる |
ノーマルトイレは、猫のおしっこで固まる猫砂を平らなボードの上に敷いて使用する最も一般的な猫トイレです。構造がシンプルでお手入れがしやすく、手頃な価格で購入できるため、初めて猫トイレを購入する方にもハードルが低いトイレです。
システムトイレは、上段におしっこで固まらないタイプの猫砂を敷くことができるスノコと、下段におしっこのにおいを抑えることができる消臭機能が優秀な吸水シート(ペットシーツ)を 敷くことができるトレーの2層構造になっている猫トイレです。
おしっこはスノコを通して下段の吸水シートに落ちるため、ノーマルトイレと違っておしっこの処理を毎回する必要がありません。また、吸水シートは週に1回程度の交換で済み、毎回の処理はうんちのみとなるため、ノーマルトイレと比べても処理が楽なことも特徴のひとつです。
ただし、2層構造のためお手入れが少し手間なのと、使用しているシステムトイレに対応した専用の吸水シートの用意が必要になるため、ノーマルトイレと比較するとコストがいくらか多くかかります。
全自動トイレは、猫の出入りと排泄物を検知すると自動で猫砂を掃除してくれる猫トイレです。排泄物を毎回処理してくれるため、手間がかからないうえに、常に清潔さを保てることが特徴です。
ただし、他のトイレと異なり家電製品のため、猫が慣れるまで時間がかかってしまう場合があります。また、電源を使用するため設置場所 が限られており、価格も他の猫トイレと比較してもかなり高くなっています。
続いて、猫トイレの形状について紹介します。
オープンタイプの猫トイレは、四方が開いているシンプルなデザインのトイレです。猫が出入りしやすい形状のため、トイレに慣れるまでの期間や、ストレスを軽減したい場合に最適となっています。
価格も手頃でお手入れもしやすいため、初めて猫トイレを選ぶ方にもおすすめのトイレですが、猫砂が飛び散りやすいため、飛び散った猫砂の掃除をこまめにしなければならない場合があります。
カバータイプの猫トイレは、トイレの上部にカバーが付いている形状のトイレです。ドームタイプなど、カバーの形状によっては猫砂が飛び散ることを抑えることができ、においも抑えることができるのが特徴です。
また、カバータイプは外からトイレが見えづらいため、隠れてトイレをしたい性格の猫にとっては、安心して用を足すことができます。ただし、カバーがあることでうんちを発見しづらく、猫トイレ自体のお手入れに少し手間がかかることがデメリットです。
猫トイレを選ぶ際には、猫にあわせたサイズを選択し、飼い主がトイレのお手入れをしやすいものを選ぶことが重要です。ここでは、猫トイレを選ぶ際に意識するべきポイントについて解説します。
猫のサイズにあった大きさや深さのトイレを選ぶ
トイレ本体の掃除のしやすさで選ぶ
においが広がらないものを選ぶ
猫がトイレを利用する際に体がトイレからはみ出してしまったり、高さが足りなかったりする場合、トイレを上手に使ってくれない場合があります。そのため、猫トイレを選ぶ際には猫のサイズに適した大きさや深さのトイレを選ぶことが重要です。
一般的に、猫トイレは利用する猫の全長よりも少し大きめのサイズのものを設置することが推奨されています。具体的には、猫 が余裕を持ってトイレ内で方向転換できることが理想のため、利用する猫の体長の1.5倍のサイズを選ぶようにしましょう。
例として、メインクーンやラグドール、サイベリアンなどの大型猫種は、通常サイズの猫トイレだと利用するにはかなり小さくなってしまうため、大型猫用のトイレを用意してあげる必要があります。反対に、マンチカンやミヌエット、シンガプーラなどの小型猫種の場合は、猫トイレ入口の低いものや高低差・段差が少ないものにするのがおすすめです。
詳しくは、こちらの記事で解説しています。
猫トイレは通常猫をお迎えするタイミングで購入するものなので、子猫から飼い始めた場合は半年~1年程度で既存の猫トイレが小さくなることがほとんどです。猫トイレが窮屈な場合、猫は以下のような行動を取ることがあります。
汚れていないのに猫トイレ内で立ち座りを繰り返す
転回することができないため、トイレから外に身を乗り出して排泄する
排泄後、猫トイレの外から砂かきをする
これらの行動が目視できた場合、成長によって猫トイレが小さくなってしまった可能性がありますので、買い替えを検討してみてください。
猫トイレが清潔でないと、利用する猫がストレスを感じたり、上手にトイレを利用できず健康にも影響する可能性があります。清潔なトイレを維持するため、こまめに掃除をしても手間がかからない猫トイレを選ぶことも重要なポイントのひとつです。
オープンタイプの猫トイレは最もお手入れが簡単ですが、日中は外出していて毎回の掃除が難しい飼い主さんなどは、お手入れの手間を減らせるシステムトイレや全自動トイレがおすすめです。
カバー(ドーム)タイプの猫トイレは屋根が付いているため、においの拡散を抑えることができるとともに猫砂の飛び散りも抑えることができます。猫の排泄物はにおいが広がることがあるため、お部屋のにおいが気になったり、飛び散る猫砂の掃除が手間だと感じたりする人は、カバー(ドーム)タイプの猫トイレがおすすめです。
カバー(ドーム)タイプの中には、入り口に開閉トビラが付いているフルカバー型の猫トイレや、テーブルやラックといった家具と一体型になっている猫トイレなどさまざまな種類があります。
Catlogユーザーが使う猫トイレランキングTOP10をご紹介します。猫トイレ選びで困っている際は、ぜひ参考にしてみてください。
ハーフカバー付きのシステムタイプの猫トイレです。お手入れのしやすさに優れているほか、トイレ内部も広々としており、猫が快適に使用することができます。
デザインもシンプルで、室内に馴染みやすく、猫もストレスを感じにくい構造です。また、専用の猫砂と吸水シートによってにおいの拡散も減らすことができます。
ブリーダーさんからすすめられて、この猫用トイレを子猫の時から使っています。システムトイレなのでおしっこシートの掃除は週1回、砂の交換は月1回で済んでおり、おしっこシートや砂の交換も簡単にできるので、手間がかからず助かっています。また、ハーフカバーが取り外せ るため、気になる部分だけを簡単に掃除できるのも大変便利です。
我が家の猫は特定の位置でしかおしっこをしないため、ある程度日数が経ったらおしっこシートの向きを入れ替えるようにしています。向きを変えずに利用していると、たまに臭いがすることがあるからです。また、猫がトイレから出る際に、時々砂が外に飛び出ることがたまにありますが、総合的には非常に満足しています。
こちらもハーフカバー付きのシステムタイプの猫トイレです。専用の木片チップの猫砂と吸水シートを利用することによって優れた消臭効果を実現しています。
オープンタイプで広めの入り口になっているため、どんな猫でも入りやすいデザインになっており、お手入れも簡単です。また、ハーフカバーがついているので猫砂が飛び散りにくく、周囲の清潔さと掃除の手間を軽減することができます。
出典:花王株式会社「猫用システムトイレ ニャンとも清潔トイレ 公式サイト」
我が家の猫たちはちょっと神経質で、トイレが汚いとトイレ以外の場所で粗相を することがあります。しかし、この「ニャンとも清潔トイレ」に変えてからは、そういった問題は起きなくなりました。
このトイレは猫が快適にトイレタイムを過ごせるよう工夫されていて、私自身もお手入れがしやすいため気に入っています。毎週末に最下部のトレーに敷いているトイレシートを交換するだけで、清潔さを保つことができます。1ヶ月に一度は外でシャワーホースで流して丸洗いをします。
おしっこが最下部のトレーまで落ちるシステムトイレであるため、お手入れがしやすいだけでなく、おしっこの色や量など、異常があればすぐに気づける点も魅力のひとつです。
入口が低くて広いため、猫も利用しやすいドームタイプの猫トイレです。ドームタイプなので、猫砂の飛び散りを最小限に抑えられるうえ、においも拡散しづらくなっています。
システムトイレなので、吸水シートは週に1~2回交換し、猫砂全体の入れ替えは月1回程度で済むため、お掃除が楽なだけでなく、コスト面でも嬉しい仕様となっています。また、ドーム部分も取り外しが可能なため、吸水シートや猫砂だけでなく猫トイレ全体のお手入れも簡単に行えるのが魅力です。
出典:花王株式会社「猫用システムトイレ ニャンとも清潔トイレ 公式サイト」
このトイレはとてもコンパクトなうえ、丸いデザインをしているため、設置しても動線の邪魔になったり目に付いて気になったりしません。我が家では廊下の隅に設置しています。
ドームがにおいを抑えてくれるので、臭いに敏感な飼い主さんでも安心して使えます。猫砂落としのステップ部もしっかりしているので、砂が散らばることもありません。神経質な我が家の猫も隠れてトイレをすることができるため気に入っているようです。
全パーツを丸洗いできるのもうれしいポイントです。ただ、各パーツが大きいので女性は少し大変かも。でも、清潔を保つためには必要な作業ですよね。
一方で、壁におしっこをするタイプの猫だと、カバーと砂受けの間に尿が入ってしまって臭いが気になることがあるかもしれません。また、神経質な猫だとトイレの中から身を乗り出して、半身でおしっこすることもあるので、トイレが傾いてしまうこと があります。この点は注意が必要です。
使用するペットシーツが広く普及している規格なので、とっても助かります。安く購入できるから、経済的にもありがたいですね。基本的にお手入れがしやすく使い勝手が抜群なので、臭いに敏感な飼い主さんや、神経質な猫と暮らす方には特にオススメです。
フード付きデザインで猫のプライバシーを確保しつつ、取り外し可能なフードでお手入れも容易です。消臭効果に優れ、猫と飼い主双方の快適性を追求しています。フード内部には猫がリラックスできる空間が広がり、安心感を与えます。室内にもなじむデザインが魅力的です。
このトイレのカラーが落ち着いている点が気に入っていて、部屋の内装にピッタリな感じで目立たなくていいです。フォルムも丸みを帯びていて、重たそうじゃないんですよね。持ちやすくて、使いやすいんです。トイレとしての機能だけじゃなくて、部屋の雰囲気を壊さずに使えるのが、本当に気に入りました。
それから、サイズ感もほどよくてちょうどいいです。猫ちゃんにも使いやすい大きさで、狭すぎず広すぎないんです。ぴったりのスペースを提供してくれるから、猫ちゃんもストレスなく利用できているみたいです。
また、トイレのドームはスライド式になっており、毎日の掃除がしやすく、ドームの前後のパーツは簡単に分解できるので丸洗いもしやすいです。うちの猫はトイレの角の縁に乗っておトイレするのが好きなので、ドームの後ろのパーツだ けつけています。
トイレシートの交換もストレスなくできます。前後ひっくり返して使えるから、すごく便利だしシートの節約になります。交換作業がスムーズにできるから衛生的にも良いです。猫砂の飛び散りもあまり気になりません。トイレ内にしっかり猫砂が収まるので、周りに砂が散らばることもないんですよ。掃除の手間も軽減されるのが助かっています。
成猫用に特化したスタートセットで、初めての猫トイレ選びに最適。消臭効果が高く、お手入れも簡単。入り口が広く、どんな猫でもストレスなく利用可能。セット内容も充実し、飼い主が安心して猫のトイレ環境を整えることができます。
出典:花王株式会社「猫用システムトイレ ニャンとも清潔トイレ 公式サイト」
この猫トイレはシンプルな形状のスタートセットで、手頃な価格で販売されています。この猫トイレはシステムトイレでのため手入れが容易です。具体的には、猫がうんちをしたときにスコップでウンチを取り除き、砂が汚れていればその部分を取り除くだけで良いです。この掃除は1日に1~2回行うだけで十分で、シート交換は週に1回行うだけで済みます。
パーツがシンプルで少ないため、お手入れも非常に楽だと思います。ただ、オープンタイプのトイレと比較すると、シート交換の際には本体上部のすのこ全体を持ち上げる必要があり、これは少し手間がかかると感じました。
愛猫が使用する様子を見ても、トイレの広さからのびのびと猫砂をかいたり掛けやすそうにしています。砂が周囲に散らばることもありますが、それは大変なほどではなく、私自身それほど気にならない程度です。
獣医師が開発に携わった、信頼性の高い猫トイレです。専用の猫砂がニオイを強力に吸着し、室内環境をクリーンに保ちます。また、猫の健康を考慮した設計で、安心して使用できます。
出典:ライオンペット株式会社「獣医師開発※ ニオイをとる砂専用 猫トイレ」
この猫用トイレは、何といってもそのシンプルさが魅力です。使い勝手が良く、砂の量や排泄物の状態など、トイレの中の状況が一目でわかるのが非常に便利です。
同じメーカーが出している固まる猫砂を使用する前提となっており、猫砂の掃除もとても楽なのが 嬉しいポイントです。これまでいろいろなトイレを試してきましたが、これほどまでに掃除が簡単なトイレはなかったと思います。
また、入り口は低く作られていて、小さい猫でも入りやすい設計になっています。我が家の子猫もすんなりと受け入れてくれました。しかし、その一方で、入り口が低く作られているために猫砂が外に飛び散りやすいというデメリットもあります。これが唯一、ちょっと掃除が大変だなと感じる部分ではありますが、それを差し引いても、全体的にはこのトイレには大満足しています。
広々としたスペースで猫がリラックスで きるワイドタイプの猫トイレです。掃除もしやすく、専用の猫砂と吸水シートで消臭効果も抜群です。シンプルなデザインで、どんな室内にも馴染みます。大型猫にも対応し、猫のストレスを軽減することも可能です。
多頭飼育なのですが、猫が気に入ってくれたのか、こちらのトイレしかみんな使わなくなったので、このトイレ1個を2匹で使っています。トレーの猫マークもさりげなくかわいいのでおすすめです!
うちの猫は少し体が大きいのでこれまでトイレは半分体をはみ出して使っていたのですが、このデオトイレではちゃんと全身入って使ってくれました。大きめなので、置く場所には少し頭を悩ませるかもしれません。普通に設置するとかなりの存在感になります。うちではこのトイレを置くためにトイレを収納するための箱を更に設置しています。
猫砂がすのこにたまりにくいのと、シーツも専用のもの以外にも通常のものが使えるので掃除がとても楽なのも魅力のひとつです。また、蓋やカバーがなくても、専用の猫砂によって意外にもにおいも気になりません。ただ、一袋の砂だと足りない感じがあるのと、トレーの出し入れが少しやりにくいなと思うこともあります。
独特の上から入るデザインで、猫のプライバシーと砂の飛び散り防止を両立しています。お手入れも簡単で、猫が安心して使用できる空間となっています。上から入るタイプの猫トイレのためにおいを抑える効果も高く、快適な室内環境を維持することができます。
私は4歳のオス猫を飼っています。このトイレの一番のメリットは、猫砂が飛び散らないことです。以前はオープンタイプのトイレを使用していましたが、猫が猫砂をまき散らして、掃除が大変でした。しかし、このトイレは上から入るタイプのため、砂が外に出ることはありません。また、それが猫の習性にマッチしているのか、愛猫もトイレを使うのが好きなようで、見ていて安心しています。
このトイレの魅力は猫砂が飛び散らない以外にも掃除の手間が少ない点もあります。上蓋が一瞬で取り外せるから、日々の清掃が本当に楽になりました。中身はシステムトイレと同じ構造なので、システムトイレに慣れた愛猫も、私もすぐに扱うことができました。
システムトイレ部分を使わず、直接固まる猫砂を入れても機能するのが嬉しいですね。猫砂が周囲に飛び散らないから、清潔さも維持しやすいです。ただ、底面がフラットな形状なので、愛猫が飛び乗るときや飛び出すときに、多少場所が動くことがあります。またトイレ自体が大きいのでスペースをある程度とる点が少々気になります。
それでも全体的に見ると、満足なトイレです!
子猫から5kgまでの成猫に適したサイズ感で、猫の成長に合わせて使える猫トイレです。専用の猫砂を利用することによって高い消臭効果を期待できるほか、お手入れも容易となっています。猫が安心して使用できる空間を提供し、ストレスフリーな環境を実現しています。
この猫トイレの最大の特長は、専用の猫砂との組み合わせで強力な吸収力と高い消臭性能にあります。また、メンテナンスも簡単で、毎日のお手入れがストレスフリーになりました!子猫から小型の成猫まで広範なサイズの猫に対応している点も高評価です。これ一つで長い期間、猫のトイレとして活用することができます。
ハーフカバーが付いたデザインで、猫のプライバシーを確保しつつ、見た目もスタイリッシュな猫トイレです。砂の飛び散り防止と消臭効果も抜群。取り外し可能なカバーで、お手入れが簡単に行えます。また、猫の出入りがスムーズで、快適なトイレタイムを実現しています。
上から見ると楕円形で丸いフォルムがちょっとかわいい猫トイレです!カラーバリエーションも可愛いものが多いのが高ポイント。猫トイレの壁が上に行くほど内側に入って返しになっており、猫砂の飛び散りを防止するだけじゃなく、見た目もコンパクトであるため、リビングにおいても視覚的に気になりません。
カバー部分が外れるようになっているためお手入れもしやすいのもありがたいです。小ぶりの見た目ですが、けっこう猫砂が入る仕様になっているため、猫砂の消臭効果も期待できます。
猫トイレの設置場所は、猫がストレスなく安心して猫トイレを利用できる静かで落ち着いた環境が適しているため、玄関や廊下など、人の出入りが多い場所には設置しないようにしましょう。
また、トイレと食事場所を別にしたい性格の猫もいるので、トイレの近くには猫の食事場所や水を置かないようにすることが望ましいとされています。そのほか、トイレのにおいを考慮して、十分に換気ができる部屋に設置することがおすすめです。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
猫によっては、トイレが汚れていると我慢してしまったり、 トイレ以外の場所で用を足してしまう性格の子がいるため、猫トイレの掃除頻度は、猫がトイレを使用する度に排泄物を処理することが理想です。とはいえ、日中はお仕事で家を空けたりする飼い主さんがほとんどであると思いますので、少なくとも朝と夜の1日2回は排泄物の処理をするようにしましょう。
排泄物のおしっこは、おしっこで固まる猫砂を使用している場合は、猫砂を塊ごとすくって処理します。同様に、うんちも汚れている猫砂があれば、固形物と一緒に処理します。システムトイレを使用している場合、うんちは毎日処理するようにし、吸水シートは1週間に1度程度交換することを心掛けます。
また、猫トイレに敷いている猫砂は、月1回を目安にして全て交換する必要があります。ただし、湿度の高い夏場や雨季、多頭飼いしている猫がトイレを共同で使っている場合などは、2週間に1回程度全ての猫砂を交換したほうが良い場合もありますので、環境にあわせて猫砂を取り換えるようにしてください。
猫砂を全て交換するタイミングで猫トイレ本体のお手入れもするようにします。トイレ本体の洗浄は専用のクリーナーや消毒液も販売されていますが、猫にとって有害な成分が含まれていないかどうか確認するようにしましょう。
基本的には水道水でも問題はありません。洗浄後はすすぎを十分に行い、トイレ本体がしっかり乾いた状態になるまで待ち、その後新しい猫砂を入れるようにします。
入れる猫砂の量は、猫の大きさや使用頻度によって異なりますが、一般的には猫がトイレに入った時に足元が深く埋まる程度の5~6cmが適切とされています。砂が少なすぎると、猫がトイレに入りづらくなったり、砂の上に立って排泄したりすることがあるので、適切な量を入れてあげるようにしましょう。
猫がトイレを嫌がる場合はさまざまな原因が考えられますが、一般的には以下のようなものが挙げられます。
トイレの環境に問題がある
猫がストレスや不安を抱えている
他の場所で排泄してしまっている
病気の可能性がある
猫がトイレを嫌がる素振りを見せた場合は、まずはトイレが清潔な状態かどうか確認するようにしましょう。また、猫砂を変えた直後に嫌がる素振りを見せた場合は猫砂を以前のものに戻してみるこ ともおすすめです。
清潔さや環境、設置場所に問題がない場合は、ストレスや病気を抱えている可能性もあります。猫がしばらくトイレに行かなかったり、嫌がる様子が続くようであれば、かかりつけの動物病院に相談するようにしてください。
猫がトイレを利用する頻度や排泄物の内容によって、猫自身の体調なども知ることができます。日常的にトイレの様子を確認し、猫の健康管理を行うようにしましょう。詳しくは以下の記事でも紹介しています。
トイレの状態から健康管理できるのはわかっていても、常にチェックするのは難しいですよね。そんな時に役に立つのがトイレの下に置くだけのIoTデバイスのCatlog Board(キャトログボード)です。
おしっこやうんちの回数・量や体重などのデータ管理をスマホアプリで行うことができ、排泄リズムを把握することができます。今使用しているトイレの下に設置するだけなので簡単に導入できます。
おしっこ・うんちの回数、 トイレ滞在時間、体重が分かる
いつものトイレの下に置くだけ 自動で計測し変化を通知
多頭飼いの場合、 猫様一匹ずつを自動で識別
Catlogアプリのデモをご体験いただくことで、実際に愛猫の行動やコンディションがどのように記録され表示されるかがイメージしていただきやすくなります。
デモ画面では、画面上での補足説明もあるため使用感を簡単にご体験いただけます。ぜひ一度お試しください。
猫トイレの種類と設置場所と掃除に関する注意点、Catlogユーザーが使う猫トイレのランキングをご紹介しました。猫トイレには、オープンタイプやカバー(ドーム)タイプなどさまざまな種類があります。それぞれの特徴を理解したうえで、飼い猫と飼い主のライフスタイルに最も適したトイレを選ぶようにしま しょう。
近年は飼い主さんの猫トイレに関する悩みを解決してくれるトイレが多く発売されています。見た目がおしゃれで室内に置いておいてもインテリアに見えるものや、上から猫が入ることで猫砂が全く飛び散らないトイレ、全自動で排泄物を処理してくれるものなどさまざまです。
ただし猫トイレにはさまざまな種類があり、それぞれ特徴が異なるので、自身の環境にあわせたトイレを選ぶようにすると良いでしょう。詳しくは「」こちらで解説しています。
猫トイレを覚えてもらうためには、事前にきちんとしたトレーニングが必要です。具体的には以下のような流れで猫にトイレを覚えてもらいます。
子猫のトイレサインに気付く
トイレに誘導する
成功したら褒める
トイレの存在を覚えてもらう
想定していない場所で猫がトイレをしてしまう場合などは、トイレ環境の見直しや病気の可能性の考慮も必要です。詳しくは行かの記事でも解説していますのであわせてご覧ください。
猫トイレの掃除頻度は、猫の利用頻度や猫砂の種類、猫の健康状態によって異なりますが、一般的には1日1回から2回程度が目安です。
ただし、猫の排泄量が多い場合や多頭飼いをしている場合は、より頻繁に掃除する必要がありますので、汚れていたり猫が嫌がる素振りを見せたらすぐに処理してあげることがおすすめです。
詳しくは「」で解説しています。
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ライター
小川 篤志
獣医師。救急医療を中心に従事し、災害医療にも携わる。宮崎犬猫総合病院 院長、TRVA夜間救急動物医療センター副院長を経て、現在RABOに所属。Webメディア監修、獣医師や飼い主向けセミナー講演、メディア取材などでも活動。
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